2017-06-10

BACK TO BASICSについて再び書く



遂にアルバムがリリースされた。
『待ちに待った』という言葉がここまで似合うアルバム、バンドもそうそう無い。
今回も批評なんか書くつもりは全く無いです。それでもよかったら読んでください。

過去数回ブログに書き綴った。
初めてライブを観た感想やら何やら。
その時意識していたのは
自分がどれだけパンク・ロックが好きかとか
自分がどれだけ彼らのことを知っているかとか。
しかし俺は正直パンクでもなければ、よく知ってるわけでもない。

最近の俺。
もちろんパンクも好きだがそれと同じように、それ以外にもたくさんの音楽や本が好きで、
そしてパンク・ロックも心底好きで、日々ライブをしたりライブ会場に足を運んだりして、
それらを追い求めているみんなが羨ましくまた、ペースや価値観を彼らに合わせなければならないのかな?という勝手なジレンマや思い込み、そして何よりも憧れ。

数年前BTBとミスキャストが
西荻窪でライブをやったときもBTBがアンコールで
最後はこれだ!みたいな感じで(多分すごい有名な曲だと思う)カヴァーをやったんだ。
けど
俺はそれが誰のカヴァーかわからずに帰ってきた。
こういうのは余計な話かもしれないけれど。
パンクスはパンクのみを聴き、(ルードでナードな)退廃的な生活をしなければならないのかな?なんて強迫観念みたいのものそれと同時に迫害感みたいな物を、どこにいても感じてしまう。

話を戻そう。
BTBのシングルは2枚とも持っている
特に2ndの曲サウンドは本当にたまげた。

正直個人的にジャンルもクソも無いと思っている。
今作を聴いた最初の感想は最高のロックン・ロールのアルバム。
先にあげた2枚のシングルからの曲が最高のアレンジと演奏で再録され
バンドの充実度が感じられる。
すでに聴いた方は納得していただけると思う
最後の「Sweet Soul Music」のアレンジ。
自分の抱いてきたウジウジした気持ちが、一気に晴れる感じ。

最近シンタロウ氏のFacebockの書き込みではジョゼフ Kやおよそパンクロックでないバンドが登場して当たり前ではあるが、その懐の広さやセンスは一辺倒なものでは無いと感じられ
もしや、と思っていたところにこのアルバム。そしてこの曲。

結論を言うと。
ジャンルなんて関係なくパンク・ロックを心底掘り下げた奴らが鳴らすサウンドが
パンク、ということなんだと思う。そんな当たり前且つ大切な事を、気づかせてくれたのがこのアルバムだ。


(H)




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