2014-09-12

秋の日「直感」について思うこと

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今日はお店のことでも、音楽のことでもないです。
暑かった夏が終わって、少しずつ涼しくなってきたからか、
大切なひとや、いつもこころの片すみに気になっているひとたちが、
みんな体調を崩しているな、心配だな、と思って、
そのひとたちに宛てた、手紙みたいな感じです。

もう5年くらい前のはなしですが、
わたしは今よりもずっと、体調が悪くて、毎日外出できないくらいでした。
部屋にこもったきり、たいしたこともできず、
どうしたら今日いちにち、泣かずにすむか、
いつになったら、昔のように元気になれるのかばかり、考えてすごしていました。
月に2回、カウンセリングを受けていましたが、その度に
「散歩に行きたい、と思うのに、どうしても行けない」
「外に行けないぶん、ヨガを家でやりたいのにやれない」
「編み針にさわることもできない」と、
先生に毎回、こぼしていたような気がします。

先生はよくわたしに、直感について話してくれました。
「最初に感じたこと、それを大切に。じぶんを打ち消さないであげて」
直感とは、じぶんのこと。
誰にも影響を受けていない、じぶんから出た最初のこたえ。
周りの雰囲気やひとの視線や意見、それらに左右されていない、
じぶんだけが知っている、大切にできる気もちのこと。
散歩に行けなかったのは、直感がからだの疲れを知っていたからで、
できないことばかり考えてしまうのは、昔のじぶんや、周りと比べているからじゃない?

ここからはもっと、ずっと前のはなし。
わたしは働いていて、すごく忙しくて、そしてものすごく、辛かった。
もうすぐにでも辞めたかった。
でも辞めなかった。
なぜなら、周りの人に迷惑をかけてしまうし、大人としてどうかと思ったから。
仕事をするのがあたりまえのことだったから。
あの時直感のこと、大切にできていれば、
わたしはその後、こんなに長い間、苦しまなかったかな。
でも先生に、この大切なことを教えてもらう機会にも出会えなかったな。
今はようやく、そう思えるようになってきました。

夏の疲れが、元気な人でもたまっているかもしれません。
呼吸器が弱いわたしは、空気が冷たく乾いてくる秋には、
いつもよりいっそう、カゼに注意しています。
お風呂にゆっくりつかったり、ちょっとピリッとするものを食べたり。
でも「なんか、今日ダメだ〜」というときは、
そのダメだ〜、も大切に。
よし、やるぞ!が自然に出てくるまで、ゆっくりしませんか。
ごろごろしながら、音楽を聴くのもよし。
おっと音楽のはなしが出てきたので、今日はここで終わりです。


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